導入事例:医療機関向けソリューション:PDC-310を活用した勤怠打刻の導入事例

導入事例:富山県立中央病院様

PDC-310 勤怠打刻収集システム導入事例

富山県立中央病院

導入事例:富山県立中央病院様

富山県で唯一の県立総合病院である富山県立中央病院様は、「県民に良質で安全な医療を提供し、県内の医療機関等との連携を図り、地域社会に貢献する」という理念のもと、「やさしさを感じる医療、信頼できる医療、安心できる医療」をモットーに、基幹・中核病院として富山県の医療向上に寄与すべく、日々努めておられます。

今回は、PDC-310を活用した出退勤システムについて伺いました。

富山県立中央病院様

富山県立中央病院
所在地:富山県富山市西長江2丁目2番78号
https://www.tch.pref.toyama.jp/

今回導入いただいたシステム

Windows10 IoT搭載
IC, 磁気カード対応マルチリーダー端末 PDC-310

Windows10 IoT搭載
IC, 磁気カード対応マルチリーダー端末 PDC-310

フルモデルチェンジで機能性アップ!1台でICカード、磁気カード(オプション)の読取りに対応したマルチリーダーがカメラ搭載で用途拡大、さらに便利に!

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PDC-310 勤怠打刻収集システム

PDC-310 勤怠打刻収集システム

お手持ちの磁気カード・ICカードを利用して勤怠打刻データの収集が可能です。また各種勤怠管理システムとのデータ連携が可能です。

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導入前の課題について

クリアすべき課題は 「簡単」・「確実」・「低コスト」

― 導入前に感じていた、業務上の課題や問題点をお聞かせください

医師の労働時間を算出するうえで基盤となる院内滞在時間について、以下の3点が大きな課題でした。

  • ① なるべく簡単に
  • ② 確実に
  • ③ 無駄なコストをかけず把握すること
① なるべく簡単に
時間を取得するうえで、「いくつかクリックや操作が必要」だとか、「自分で時間を入力しなくてはいけない」といった“+α”の操作が必要になると、継続的に時間把握ができなくなる可能性があったため(もしくは操作が適当になってしまう)、「とにかく簡単に時間が記録できる」ことを重要視しました。
② 確実に
出退勤は毎日のことですので、勤務時間を記録するために、専用機器のある場所まで行かなくてはならない、もしくはこれまでの出勤ルートと異なる場所へ行かなくてはならないとなると、正確かつ確実な記録が取れなくなってしまうため、機器をどのように配置するかが厳正な時間取得に向けた課題となっていました。
③ 無駄なコストをかけずに
世間には出退勤時間を取得するための様々な機器や、ソリューションのパッケージが販売されていますが、当院の構造や人の動きを考えたとき、あまりに費用がかかる(人的コストを含めて)ような仕組みは受け入れられない可能性がありました。
勤怠端末PDC-310:富山県立中央病院様
出勤・退勤と出勤区分を明確に区別することで様々なシフト勤務者にも対応したPDC-310端末:富山県立中央病院様

導入の決め手

ありがちな営業トークではなく、
「できること」「できないこと」をわかり易く説明してもらった

― システムギアの製品(システム)を導入することに決めた理由は何でしたか?

様々なメーカーの機器やソリューションを比較検討する中で、最終的にシステムギアの製品に決めたのは次の理由によります。

① 各種のICカードに対応した製品
これは、システムギアのほかにも多くの製品がありましたので決定的な理由ではないのですが、今後電子カルテで2要素認証を取り入れることが予定されていた中で、ICカード利用ができることは必須要件でした。
また、院内では入室管理用に出退勤とは別にICカードが導入されており、複数のICカードを取り扱えることも必須要件でしたが、PDC-310はこれらの条件に対応していました。
② 画面が大きいこと・設置方法が多様
これは、デザイン的な工夫もありますが、画面が大きく画面案内がわかりやすいと感じました。また、壁掛けや独立利用など、設置方法が多様でありかつ有線LAN(PoE)・無線LANいずれも対応していたことも大きな理由です。
③ 長期利用を想定した構成
思った以上に筐体が丈夫です。また、Windows10 IoTを搭載している点もひそかに重要視していました。
④ システムギアの対応
当院は700床以上の病院で、日々1,300名以上の職員の出退勤を記録しなければなりません。システムギア担当者に希望する運用を相談したところ、専門知識のない私達にも「できること」・「できないこと」をわかり易く説明いただき、結果的にほぼすべて要件を満たしてもらいました。
ありがちな営業トークではなく、技術的な話をベースに進めてくれたことが、もしかしたら一番大きな決め手だったのかもしれません。
PDC-310を主だった通路に設置することで正確な打刻時間を記録する例2:富山県立中央病院様
PDC-310を主だった通路に設置することで正確な打刻時間を記録する例3:富山県立中央病院様
PDC-310を主だった通路に設置することで正確な打刻時間を記録する例4:富山県立中央病院様

導入・運用について

― 運用開始までに苦労された点等はありますか?

特段苦労した点は無い。というのが正直なところです。
強いて言えば、最初の1週間は習慣づけてもらうため朝と夕に機器の前で「打刻してください」キャンペーンを行ったことや、出退勤カードのデザインをどうするかぐらいでしょうか(笑)

PDC-310:富山県立中央病院様
PDC-310:富山県立中央病院様

― 実際にどのような流れで運用されていますか?

機器を「出勤用」「退勤用」「出退勤両用」の3つにわけて院内に配備し、職員に配付したカードにより打刻を実施しています。 打刻データを出退勤管理システム(別会社管理)に転送し、電子カルテクライアントで閲覧可能としています。

システム構成図:富山県立中央病院様のケース

導入後の効果

― 運用後の効果はいかがでしょうか

院内には出入りの場所がいくつかありますが、主だったところに設置することで利便性が飛躍的に向上し、打刻率の大幅な改善ができました。 実は、PDC-310を導入する前に、別のプロジェクトで試験的にオンライン打刻機を導入していましたが、打刻率は10~20%程度にとどまっていました。
今はすでに習慣づけもできていると思いますし、打刻率も90%以上だと思われます。

【その他、実際に使ってみた感想】

  • 職員カードの読み取りもスムーズ
  • 打刻情報の上位システム連携も問題なし
  • 筐体もコンパクト(良い意味で存在感がない。)

導入された製品・システムに関しての要望やシステムギアに望むことはありますか

1台で何でもできるのはメリットになる反面、更新を考えた場合は不要な機能が含まれることもあるので、更新向けの機能限定版(カメラなしなど)で価格を抑えた商品ができれば良いかなと思います。
その他としては、HPKIカードに対応して欲しいと思います。

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