防爆対策って具体的にどうすればよいですか?

防爆対策って具体的にどうすればよいですか?

防爆は爆発性雰囲気と点火源が共存しないように対策することです。 そのためには点火源にはどのようなものがあるかを知る必要があります。

■危険物施設における火災事故の発生件数と被害状況の推移(消防庁資料より2010~2019年の集計)

上記資料から見てとれるように、危険物施設での火災の最大要因(点火源)は静電気火花によるものです。
材料の攪拌や移動で静電気が溜まり、放電する際に静電気火花が発生することがあります。常にアースや除電ブラシなどで帯電しないように対策を行うとともに、作業者は帯電しにくい(静電気対策された)作業着や履物を着用する必要があります。
また、確実に接地する防爆アースクリップ等の利用をおすすめします。

表面高温熱電気火花は、防爆電気機器を使用することで低減することができます。
溶接火花裸火などはそもそも危険物施設近くで使用すべきではありません。それらを使用する場合は可燃性ガスが発生しないように設備の停止や可燃物の移動が必要です。
化学反応熱自然反応熱は使用される可燃性物質の特徴にあわせて対策をとる必要があります。
衝撃火花摩擦熱は移動時(台車やフォークリフト)の事故(ぶつかり、落下、引きずり)などに注意が必要です。
加熱着火や上記原因の保守・整備不良も多くの原因です。
また、防爆電気設備も経年劣化で防爆性能が低下します。
設備の定期保守・定期交換をお勧めいたします。

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